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助成団体のご紹介 【一般社団法人 ママパスポートコミュニティ】

助成団体情報

▽団体名▽
 一般社団法人 ママパスポートコミュニティ

▽活動場所▽
 滋賀県全域

▽団体の目的▽
 地域密着型子育て情報誌「ママパスポート」を、滋賀県内8地域、県外2地域で発行している。
 母親と赤ちゃんの居場所づくりを目的としたイベントを企画・運営し、情報誌とSNS(主にLINE)を組み合わせて、集客できる仕組みづくりを確立させた。
 赤ちゃんのいる家族と地域をつなぐコミュニティ・メディアの役割を担う。

▽事業名▽
 令和5年度 広域福祉活動支援事業 
 「『ママパスポート』と『ベビーパスポート』を使った地域密着型の子育て支援事業」
 
▽事業の目的▽
 現在「ママパスポート」を発行していない、野洲版・栗東市版のチャレンジメンバーを新たに募集し、地域情収集や誌面デザイン編集、イベントの企画・運営を通して、新たなコミュニティ作りや、地域で活動する人材を育成する。
 これから結婚・出産・育児をされるカップル(夫婦)を対象にした情報誌「ベビーパスポート」の発行とイベントの企画・運営を行う。

▽助成額▽
 495,000円

レポート

 今回は、滋賀県内で活動しておられる一般社団法人ママパスポートコミュニティの活動風景をレポートします。
 本部は、令和5年8月に移転され、守山市のコミュニティシェアリングMAGNETSにあります。
活動拠点「コミュニティシェアリングMAGNETS」
 ママパスポートコミュニティは、令和2年4月に法人を設立され、現在、県内外10,878名(令和5年10月末時点)の会員数を誇り、精力的に活動されている団体です。
 情報誌第一弾である、守山版「ママパスポート」は、法人化される前の平成28年に発行されました。
 そこから着々と発行地域を増やされ、今では滋賀県内8地域、県外2地域で発行されています。
 「ママパスポート」は、0歳~2歳までの赤ちゃんとその家族を対象とした内容ですが、今後、結婚・出産・育児をされるカップル(夫婦)を対象とした「ベビーパスポート」を令和6年春頃に発行される予定です。
 「ママパスポート」は子育てガイドブック、「ベビーパスポート」は子育て準備ガイドブックといった感じでしょうか。
 
 さて今回は、野洲版と栗東版の「ママパスポートつくり方講座」にお邪魔しました。
ママパスカード
 この日は、法人代表の廣瀬さん、ママパスポートもりやま代表の中井さん、ママパスポート東近江・日野代表の奥野さん、そして講座受講者8名の計11名で行われました。
 はじめましての面々が打ち解けるため、講座冒頭に、コミュニケーションツール「ママパスカード」を使ってアイスブレイクが行われました。
 この「ママパスカード」は、令和4年度「つながりをたやさない社会づくり」特別助成事業で作成されたものです。
 カードには「好きな食べ物は?」などの簡単な質問が書かれており、参加者はそれぞれのカードに書かれた質問に答えていきます。
 質問内容は、子育て中のママたちが、ママとしてではなく、個人として「これが好き」「あれが楽しい」など、ポジティブで、自分に関心が向くような内容になっています。
 また、裏面には、カラフルな障がい者アートが描かれており、一枚一枚デザインが違うため、そのイラストがきっかけとなって会話につながることもあります。
 「ママパスカード」は、参加者同士の会話が自然と弾む仕組みがたくさん取り入れられたコミュニケーションツールです。

 次に、廣瀬さんによるパワーポイントを用いた、地域版「ママパスポート」の立ち上げから情報誌発行までの講義が行われました。
 参加者によって、地域版「ママパスポート」の立ち上げに、是非とも関わりたい人、子育てや仕事の合間に部分的に関わりたい人、まだ参加を迷っている人、など様々です。
 それぞれ事情を抱えながら、地域の子育て支援のために参加したいと思って集まった参加者へ向けて、約一時間かけて丁寧に説明されていました。
 参加者の不安を払拭するように、ポジティブな言葉で元気付け、エールを送る内容が印象に残りました。
 
 その後、改めて参加者の自己紹介の後、質疑応答コーナーがありました。
 代表の選任について、情報誌の発行部数について、これからのスケジュールについて、熱のこもったやり取りが行われました。
 みなさん、地域の子育てについて熱い思いを持った方々です。
 予定時間が過ぎても、真剣に話し合いが行われました。
(写真中央)参加者の質問に答える代表の廣瀬さん
参加者の赤ちゃんに癒されながら熱い議論を交わすメンバー
 次の予定があったので、中座させていただくことになったのですが、後日、廣瀬さんからコメントを頂戴しました。

「今回、『ママパスポートのつくり方講座』を開催したことで、何かやりたいと思っている人の一歩を踏み出すきっかけになったと思います。地域で活動している人同士の交流も生み出されたと思います。つくり方講座の受講後、『立ち上げや運営を継続していくことに不安はあるが、やらない理由が見つからない』という野洲メンバーからの決意表明を聞くことができました。今後、参加メンバーで役割分担など決めながら、野洲らしいママパスポート、チームの形を目指していきます。お楽しみに!」

 ワクワクするような、事業のはじまりですね。
 野洲版の「ママパスポート」が発行された際には、本会のホームページでお知らせします。
 
 滋賀県にママパスポートコミュニティがあることで、地域の子育て支援が活性化されていると感じました。
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