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助成団体のご紹介 【YUMEMURA】

助成団体情報

▽団体名▽
 YUMEMURA(令和6年3月14日『特定非営利活動法人YUMEMURA』設立)

▽活動場所▽
 大津市

▽団体の目的▽
 母親と子どもを支援する団体。
 特に母親の居場所づくりに尽力しており、母親と社会をつなげるための講座やイベントを開催している。

▽事業名▽
 令和5年度 広域福祉活動支援事業 「小さな赤ちゃんに産着を届ける事業」
 
▽事業の目的▽
 滋賀県内の死産をした赤ちゃんをもつ母親に、手作りの産着や箱(棺)等を無料で提供する。
 また、YUMEMURAを利用する母親に手作りボランティアを依頼することで、女性の居場所づくりの一端を担う。

▽助成額▽
 500,000円

レポート

 今回は、大津市で活動しておられるYUMEMURAの活動風景をレポートします。
 YUMEMURAは自然豊かな大津市伊香立の一軒家で様々な活動をされています。
 当日も、同じ建物内で、一階では助産師さんによる「発達を促す遊び」の学びの講座が開かれていたり、二階ではプロのカメラマンさんによる「授乳フォト」の撮影会が行われていました。
活動拠点のモデルルーム
一階の講座の様子
 さて、助成事業である「小さな赤ちゃんに産着を届ける事業」の活動の様子をご紹介する前に、事業の成り立ちからご紹介します。
 まず、YUMEMURAは助産師の西村さつきさんが代表を務めておられます。
 助産師として出産に立ち会われる中で、死産および周産期死亡をされた女性への支援が、医療から離れれば皆無に等しいと肌身をもって感じておられました。
 そこで、死産および周産期死亡をした女性へ手作りの産着や箱(棺)を無料提供したいと考え、赤い羽根共同募金の助成事業を利用されました。
 「生」として誕生できなかった命を悲しいもの辛いだけのものにせず、一針一針丁寧に縫った産着のあたたかさから、この命が大切にされていることを感じてもらい、この世に誕生したことを肯定的に捉え、赤ちゃんがいなくなった後も、女性に前を向いて歩いて行ってもらいたいとお考えです。
 
 では、いよいよ活動レポートです。
 今回は、団体メンバーの濱野さんと中心ボランティアの田島さんが実際に産着を手作りされているところにお邪魔しました。
 月一回の活動にはボランティアさんが他に二、三人参加されるそうです。
メンバーの濱野さん
ボランティアの田島さん
 この日は、生地選びや箱のサイズの相談からはじまりました。
 たくさんある生地の中から、青い花柄の生地をこの日は選びました。
 相談中、青い色は悲しいことを連想するのではないかという意見が出ていましたが、とりあえず試験的に襟元にレースのテープを縫い付けてみようということになりました。
 棺となる箱は、今までは納める赤ちゃんの大きさに合わせてピッタリのサイズを用意していましたが、火葬するときに玩具なども一緒に納めたいという意見があったそうで、一回り大きいサイズに変更されていました。
 色んな意見を反映して、より良いものを作っていこうという優しさに心打たれました。
 
 さて、手縫い作業がはじまりました。
 静かに黙々と作業されるのかと思いきや、そこは女性同士の集まりなので、おしゃべりに花が咲きます。
 話題は、子どものことや新しくできた公園のことなど、次から次へと尽きません。
 途中、YUMEMURAを利用中の赤ちゃんをあやしたりししながら、 終始和やかな雰囲気で作業が進んでいきました。
和やかな活動風景
取材日の作業で完成した産着
 作業前に心配していた青い花柄の産着も、襟元にレースを付けることで、印象がガラリと変わり、とても可愛らしい出来栄えになりました。
 一針一針丁寧に作業を進めるので、約2時間半の活動時間で作られる数は限られていますが、今後はこの事業をより多くの人に知ってもらうために、産着の作成を希望する方へ作成キットを送付し、出来上がったら返送してもらうシステムを確立されたいそうです。
 
 YUMEMURAは「必要としている人」と「支えたい人」をつなぐ役割を担い、全国にこの活動を広めていきたいと考えています。
工夫が凝らされた、棺・布団・おくるみ・産着・つまみ細工のセット
代表の西村さん
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